さくら荘のペットな彼女 [Sakurasou no Pet na Kanojo] 8 Paperback Bunko – April 1, 2012

空太、ましろ、七海との恋の行方はいかに？さくら荘の新たな住人新入生、伊織と栞奈の変人度はいかに？期待以上に楽しい展開でした。

たぶん、今、もっとも続巻を待ち望んでいた作品。一気に読んでしまいました。ラノベとしてはソコソコの厚みがあるものの、登場人物の会話を楽しみながら、尚且つ、内容を求めると、このくらいの厚みは調度いい、と思います。内容は新年度で二人の新キャラ登場。さくら荘に流される必然性、そして、心情が細やかに描かれています。反面、卒業し、さくら荘を出ていった二人の先輩の扱いは控えめになったのはしょうがないかな。主人公・空太の縦軸（将来への展望）、横軸（恋愛関係）に大きな進展をみせているので、続巻に更なる期待を持ってしまいます。

花×華と同じように、天才との対比で行くのかなと思いつつ、先輩の方はもうまとまって、恋愛の三角関係を交えて、ああ結論出すんだなという方向に向かっています。ましろと行くのはどう考えても茨過ぎる道で、こっちの方向に行かせるのならどうするんだろうな、説得力ある方向ってどんな方向だろうなと思いましたね。次巻にも期待。